遠野まつり

南部ばやし 南部ばやし

南部ばやし

江戸時代に遠野を治めていた遠野南部氏22代直栄は、遠野郷八幡宮を松崎町宮代から現在地に遷宮し、盛大に祭典を執行しました。その秋の八幡宮例祭に奉納するため、遊芸師に命じて京都の「祇園ばやし」を参考に遠野郷の特色を入れて生みだしたと伝えられている遠野独特の町方の郷土芸能です。お囃子は、笛、太鼓、つづみ、三味線が調和して美しく、衣装や踊りは、あでやかで優美です。

遠野市内南部ばやし団体一覧

遠野南部ばやし上組町保存会

南部ばやしは、別名「遠野ばやし」とも呼ばれ、藩政時代に遠野南部氏22代直栄(なおよし)公が京の遊芸師に命じ、京の祇園ばやしを模して作らせたのが始まりと言われています。上組町南部ばやしは、風流な山車と、踊り子が烏帽子(えぼし)を被らず、結った髪に櫛(くし)や簪(かんざし)を飾って舞うのが特徴です。

穀町南部ばやし保存会

優雅さを保ちながら踊る女の子どもたちを囲み、大胴(おおどう)、小胴(こどう)、三味線、笛、太鼓と豪華に飾った山車(だし)が特徴的な穀町南部ばやし。総勢100名を超す三世代が一丸となって保存継承しています。 過去には、被災者支援に駆けつけた東洋大学の学生さんたちも参加し、盛り立てていただきました。

仲町南部ばやし保存会

町方を代表する郷土芸能・南部ばやしを伝承する団体です。少子高齢化が進むなかで、「昔は仲町に住んでいました」という方やそのご家族、あるいは「仲町南部ばやしを優雅に踊って思い出にしたい」という中学生や高校生の応援参加をいただいています。仲町南部ばやしを愛していくれる方々と一緒に、伝統の南部ばやしを披露し伝えていきます。

一日市南部ばやし

内陸と沿岸を結ぶ交易の拠点として栄えた歴史を持つ一日市。ここの南部ばやしは、それぞれの店が個性を競い、繁栄の証として子や孫に贅沢な着物をあつらえたため、踊り子の衣装が一人一人異なるのが特徴です。優雅で艶やかな踊り子と5種類の囃子方、子ども神輿など、昔ながらの町家の文化を色濃く継承しています。

遠野保育園

上組町南部ばやし保存会の方々よりご指導、ご協力をいただきながら例年参加しています。保育園児の年長クラスが一体となって、曲に合わせておしとやかに踊ります。

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