遠野まつり

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遠野まつりの見どころを紹介します。毎年2日間行われ、1日目は遠野市街地、2日目は遠野郷八幡宮がメイン会場となり、街全体でまつりが開催されます。1日目は、郷土芸能パレードやしし踊り大群舞、2日目は遠野南部流鏑馬や馬場めぐりなど、両日見どころがたくさんありますので、ぜひ見たい芸能、団体、演目などをご確認いただきながら、自分なりの遠野まつりを楽しんでいただけたら幸いです。

  • 1日目

    郷土芸能パレード

    初日の一番の見どころ、遠野の多様な郷土芸能が一堂に会する郷土芸能パレードが始まります。例年、一日市通りから駅前通りへ向かって各郷土芸能団体の演舞が進んでいきます。色とりどりの衣装を身に纏い、神楽やしし踊りなどの各芸能団体が列を成しします。60を超える市内の郷土芸能による、それぞれが紡いできた歴史ある演舞が一斉に披露される様子は圧巻です。

    郷土芸能パレード

    しし踊り大群舞

    遠野の郷土芸能を代表する「しし踊り」の大群舞。太夫(たゆう)の合図により、市内の13団体、総勢約700名が駅前通りに集結して踊りを披露します。踊りの一連の流れには、通りや辻を払い清める意味があるといわれています。

    しし踊り大群舞

    郷土芸能共演会

    郷土芸能共演会では、天狗、オシラサマ、ザシキワラシ、カッパ、天人児と、遠野物語に関連した名がついた5つのステージで、各芸能団体が得意の演目を披露します。

    郷土芸能共演会

    神楽共演会

    市役所本庁舎前の特設ステージを会場に、市内の神楽団体が共演します。普段はなかなか見ることができないとっておきの演目を、夜神楽の幻想的な雰囲気の中で披露します。

    神楽共演会
  • 2日目

    遠野南部流鏑馬

    建武2(1335)年に遠野(根城)南部4代・師行が青森県八戸市の櫛引八幡宮に奉納したのを創始とする遠野南部流鏑馬。介添奉行が「よう射たりや」と連呼しながら射手の後を追う作法は全国的にも南部流鏑馬でしか見ることのできない貴重なものです。

    遠野南部流鏑馬

    馬場めぐり

    約360年の伝統を誇る遠野郷八幡宮馬場に郷土芸能団体が集結し、勇壮優雅に舞う郷土芸能パレード。遠野郷八幡宮のお神輿で開幕。役神楽である八幡神楽を先頭に、役じしである長野しし踊りなどの団体を従えて、一周450メートルの馬場を巡る神事が執り行われます。その後、神楽、しし踊り、手踊り、南部ばやし、神輿と、遠野の多彩な郷土芸能が繰り広げられます。

    馬場めぐり

    神楽共演会

    八幡宮の神楽殿では、市内神楽団体による共演会が開催されます。前日の幻想的な夜神楽とはまた違う、荘厳な境内の雰囲気の中で響き渡る笛の音や太鼓の音、それに合わせて舞われる神楽は必見です。「馬場めぐり」とほぼ同時に行われますが、境内を散策しながら併せてご覧ください。

    神楽共演会